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フィンランド滞在制作③

mocomimimi

8月12日、週明けの月曜日。この日は朝から新聞のインタビュ―があるという事で、皆で朝から出かける。日本語でもインタビューだとかプレゼンだとかはあんまり得意ではないのだが、最低限の説明はしないといけないわけで、サマリーだけは練習(笑)して、それとカンペも作っていく。でもインタビューはライブなので、自分のシナリオ通りには進まない。途中からカンペは意味をなさなくなった。まあとにかく要点だけは話せたと思うし、皆が明快でわかりやすかったと慰めてくれた。というより複雑な説明ができないだけなのだけど。簡単な説明に落とし込む事は自分にとって良いトレーニングでもある。



インタビューが終わり、トペリウス(フィンランドでもっとも有名な作家のひとり)の家を見学。私はトペリウスを全然知らなかったけれど、この小さな町にフィンランド人のアイデンティティを育んだといわれる作家がいたことは町の人の誇りであろうし、予備知識もほとんどなくここにきて、この作家を知ることができたのは何かとてもラッキーに感じた。


さてカット作業はほぼ終わり。(インタビューの時に見せながら説明するために、インタビュー前に何とかほぼ完了した)

翌火曜から組み立てに入る。日本から持って行った二つの頭のパーツのために、ボディとなる部分をつくるのと、もう一つは水辺の街を象徴するものとして、船(ボート)の形に組み立てるのとで、全部で3つのパーツを紙で制作。2日ほどで大体組みあがるも、男の子の頭とボディが今一つフィットしない。ディレクターに「作り直そうと思う」と話すと、「ボーイはいつも問題を起こすわ」と。

名言かも。

まあでもとにかく、山場は越えたという感じだ。あとは頭部の彩色。色はこちらで見た色の印象を元に決める。事前の想像と違っていた、「深くて濃くて澄んだ色」がキーワードだ。しかし彩色を始めた日は見事に雨で、付けた色がどんな感じに発色しているのかが見えてこない。ある程度までさぎょうして、残りは翌日に持ち越すことにした。


そしてなんと、この日は夜に野外コンサートへ行くことに。ディレクターがベンジャミン・イングロッソのファンで、一人で行くよりみんなで行った方が盛り上がれるでしょ、というので、ついていったのだけれど、生音はやっぱり良かった!音が体に直接響くし、聞くという事は身体的な行為だと再認。まさかフィンランドでライブに行くとは思わなかったけれど良い経験となった。



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